このページでは、当院で実際に治療した特殊な手術例をご紹介します。

心臓病(先天性心臓病:生まれつきの心臓病)

動脈管開存症

最も多い先天性の心臓病です。
大分県内外から紹介来院されます。
この心臓病は1年生存率が60%未満で早期に命を落としてしまう病気です。
当院では、完治させ術後も元気にすごせるように手術を実施しています。2009年に九州地区の学会で最優秀賞(坂本賞)をいただきました。



肺動脈弁狭窄症

〜肺動脈狭窄(心臓の肺動脈という血管が生まれつき狭くなっている病気)は先天性(生まれつき)の心臓病です。大分県内外から紹介来院されます。
重症化すると不整脈や突然死を起こす病気です。心臓カテーテルによる治療(バルーンで血管を拡げます)を実施しており、小型犬では難しいとされていました。しかし、当院では新しい術式を行い小型犬にも対応可能となり2010年に学会で発表しております。また、今後は心臓カテーテルによる検査、治療も実施していく予定です。

血管を拡げるバルーン

呼吸器

気管虚脱

気管が弱くなり、呼吸をするたびに気管が潰れてしまう病気です。重度になると呼吸困難になり突然死を起こす怖い病気です。
当院ではレントゲン、内視鏡で状態を確認し、頚部気管虚脱の手術を実施しています。内科治療では進行を防ぐことができず、重度の場合、手術が必要になります。「ガーガー」とアヒルが鳴くような呼吸をする場合は一度、ご相談ください。

治療前治療後



術後の発咳なし、術後第5病日退院

消化器

巨大食道症に対する手術

巨大食道症は食道が広がってしまい、食道としての機能が非常に低下した状態です。原因は様々ですが、生涯にわたり起立させて食事をさせる必要があり、治療法がないとされてきました。しかし、当院で開発した手術法により食道炎を回避し、中には完治した患者さんもいらっしゃいます。2010年に学会で発表した手術方法は獣医雑誌でも取り上げられました。

巨大食道症術前巨大食道症術後

神経外科

椎間板ヘルニア

主にミニチュアダックスフントやコーギーなどによくみられる病気です。突然、後ろ足が動かなくなり排尿、排便ができなくなります。
椎間板ヘルニアは比較的多い病気で脊髄造影検査、MRI検査(海の中道にある動物病院に依頼しております)を実施して病変部を手術します(神経を圧迫している物質を除去します)。
後ろ足が動かない、少しの段差も嫌がるなどの症状がありましたらご相談ください。

椎間板ヘルニアのMRI画像

グレード 症状
グレード1 脊椎痛。麻痺はないが痛みで鳴くことあり
グレード2 動物は歩行可能だが運動失調を示す
グレード3 後ろ足の麻痺。後ろ足を自分で動かせない
グレード4 後ろ足の麻痺にくわえ排尿麻痺を起こす
グレード5 深部痛覚の消失
   
グレード 内科療法 外科療法
グレード1 90% 90%
グレード2 85% 95%
グレード3 85% 90%
グレード4 60% 70%
グレード5 55% 50%

 
 
 











2014.05.08
飼主様向け「リエソン 心疾患と関連疾患における図解ガイド」に掲載されました
2013.01.31
ペット健康相談の最新号を掲載いたしました。
2013.01.31
夜間診療についてのご案内です。
2013.01.31
末松どうぶつ病院のホームページをリニューアルいたしました。